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野鳥・野生動物の保護に関して

2018年2月12日

目の前に弱ったり傷ついた野鳥・野生動物を見つけたら、思わず手を差し伸べたくなりますね。

なんとかしてあげようという優しい気持ちはとても大切なものだと思います。

でも、そこで考えなければならないことがあります。

・そういった野生鳥獣を受け入れられる動物病院は限られているということ。

保護し動物病院に連れて行ったら、それで終わりとはならないということこと。

公共機関から補助が出ることはなく、基本的には自分自身で支払うことになるということ。治療が短時間で終われる場合はかなり限られており、長期間を要することが多いです。その場合、医療費・入院費を誰かが支払わなければなりません。

・治療を受け、回復したとしても、野生に復帰できるとは限らないということ。傷害が強く野生復帰は難しい場合も多くあります。その場合、自分の家で保護しなくてはならないかもしれません。毎日の食餌や排泄物の処理は言うまでもありませんが、野生鳥獣はまず人間に慣れることはないので、逃げ出したり、ヒトを傷つけることもあるでしょう。世話をする人間にとっては経済的・時間的・精神的な負担を強いられるでしょうし、保護を受けている鳥獣の方も人間の保護下では、多かれ少なかれ精神的ストレスを被りながらで生きていくことになるでしょう。

・鳥獣の種類や状況にもよりますが、東京都の公共施設が保護してくれることは基本的にないということ。私設の保護団体にお願いできる場合もありますが、難しいことが多いようです。

・野生の状態で生きている鳥獣は、当然ですがいろんなケガや病気になり、亡くなってしまうことも多いでしょう。でもその状態で生態系が維持されているわけです。そこに人間が介入すると、今度は他の動物の生活が脅かされることになります。中には増えすぎてしまい、ヒトの生活に害を及ぼしてしまっている鳥獣(カラス・ハクビシン等)もあり、どちらかというと駆除する方向に考えられているものもあります。

以上のことを踏まえて慎重に保護するかどうか決めてください。

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